シャンプーで思い出すあの日の事

シャンプーについて特にこだわりのない私は、妻が買ってくるシャンプーをいつも使って

いる。

 

妻は詰め替え用のシャンプーを購入して、今あるボトルに詰めるスタイルだ。

 

昨日もいつものように風呂に入り、いつものように髪を洗った。

 

 

そしたら、そのシャンプーの香りが昔のことを思い出させ、少々しんみりしてしまった。

 

どうやら昨日から新しいシャンプーを詰めたようで、そのシャンプーが以前一人暮らしを

していた時に使っていたものと同じだった。

 

その当時、広告代理店に勤務していた俺は早朝から夜中(いや朝方)まで仕事に追われ、休日もなく働いていた。

 

上司からは叱責され、クライアントからは無理難題を当たり前のように言いつけられる毎

日で、睡眠時間もほとんどなかったが、唯一安らげる時間がシャワーを浴びている時間だった。

 

若かった俺は目を閉じて髪を洗っている時に泣いたりもした。

 

 

現在ではその広告代理店も退職し、新たな道を進んでいる。

 

当時はアパートに一人暮らしだったが。今は妻もいる。子供もいる。マイホームもある。

 

とても幸せな毎日だ。シャンプーの香りで忘れかけていた当時のつらい状況が一気に思い

出され、少々しんみりした。